ロスカットルール

ロスカットルール

ロスカットとは、含み損が大きくなった場合に、投資家の「損失の拡大を防ぐ」という意味で「FX会社によって自動的に行われる強制決済」のことを指します。ここでは、このロスカットについて解説していきます。

 

ロスカットは投資家を守るためのルール

FXの特色であるレバレッジをかけた状態では、急激に相場が変動した場合、大きな損失を被ることになります。

しかしFX取引では、投資家が安全に取引を行えるようロスカットルールが設けられていて、このルールのおかげで、一定以上の損失が出た場合に、それ以上損失が拡大することを防ぐことができます。つまり、ロスカットルールという決済により損失が確定するものの、原則として投資家の最低限の資金は温存されるのがこのロスカットルールです。

ただし、相場があまりにも急激に予想と反対方向へ進んだ場合は、預けた資金以上の損失が発生する可能性があることは知っておきましょう。

 

尚、基本的なルール(投資資金に対してどのくらいの損失がでたらルールが適用されるか)は、FX会社によって違ってくるので、口座開設をしたFX会社では、どのようなロスカットルールになっているのか、確認するようにしましょう。

 

ロスカットされないようリスクを回避!

このルールは投資家保護のためのものですが、一定の損失が発生してしまうのは事実です。その為、できるだけロスカットをされないように、資金管理やリスク回避に努めましょう!

①欲張らず、レバレッジを低く設定する!
②損切りできるトレーダーになろう!
③ビッグイベントや経済指標に目を向けよう!

この3つの注意点で、初心者の方には慣れるまで①はオススメします。

全て大切なことですが、中でも②ができそうで、できない。。。多くの人がハマる所です。人間誰しも損はしたくないと考えるので、なかなか損切り(自分の意思で損失決済すること)ができません。
予め「いくらまで損失がでたら決済する」というように機械的にしておくことをおすすめします!

③の為替が動く大きく動く要因となるイベントや重要経済指標の発表時は、短時間で大きな為替の変動があり、大きく利益を出せず反面、ロスカットの危険性が増します。またその他にも、為替には大きく動く要因がありますので、下記のような為替が動く要因はしっかり把握、勉強して取引しましょう。

為替が動く要因
・金利変動
・景気動向
・地政学的リスク
・災害
・政治的発言 等

 

金融市場の大きな流れを知るニュース 情報ベンダーが発信するニュース
モーニングサテライト
http://www.tv-tokyo.co.jp/biz/
ロイター
http://jp.reuters.com/
ワールドビジネスサテライト
http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/
Bloomberg
http://www.bloomberg.co.jp/

 

「損切り」をできる人が勝てる!

損切り(自分の意思で損失決済すること)をしっかりする人が投資の世界で勝ち組になっているのは知っていましたが、初心者のうちは、なかなか損切りが難しいです。。。

自分が設定した損切りのラインに達しても、すぐ相場の反転があるのではないか思い、損切りを躊躇してした結果、損失がふくらんでFX業者のロスカットにあった。というのはよくある話です。資金さえあれば、FX取引はこの先も出来る訳ですから、意識して、自分の決めた損切りポイントにくれば、ルール通り損切りをするようにしましょう。

どんなにトレードが上手いプロのトレーダーでも、すべての取引で100%利益を出すということは不可能ですし、もし予想が外れた時は損失が大きくなる前に損切をし、次に挽回するように気持ちを切り替えてのぞむ方が上手くいきます。

尚、損切りをする時に、手数料が高い(スプレッドが広い)FX会社だと気になってしまって、損切りを躊躇してしまう時があるので、手数料(スプレッドが狭い)が安いFX会社を使用することをオススメします。

 

 

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